- バイクに屋根を付けてみた - |
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『北国のバイクは、見た目よりも加速よりも、 あったか快適性が最優先』
北海道の気候は過酷で、悲しいことに11月から5月までの 1年の半分以上の間、バイクは自宅やバイク屋さんの車庫で
バッテリーを外され、冬眠を余儀なくされる
短いバイクシーズンに、できる限り長く乗るためには、
まだ残雪残る4月上旬から乗り出し、初雪の12月まで 根性で乗るしかないわけだが、これが半端じゃなく寒い。。。
最低気温が氷点下のこの時期にバイクに乗るには、 人離れした根性と、厳重な防寒対策が必須となるのだが、 そこはやはり島国日本の最北端
スキーに行く格好でも、めっちゃ寒い 手は凍り、あごには切れたような痛みが走り、 首から入った冷気で腹が冷え込み、下痢するオマケつき。。。
『北国のバイクは、見た目よりも加速よりも、
あったか快適性が最優先』 が信条のMAHは考えた。
こりゃ屋根つけるしかないっしょ? と。。。
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- HOW TO SETTING - |
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作業時間 2.5時間
天気も上々、屋根付け日和♪ 9時から始めて、昼飯食いに屋根つきで行けちゃいました♪
佐川から届いた、5才サイズのダンボール
・予想してたよりは小さめかな? ・送料サービスという点は、いつも特別料金を取られる
ホッカイダーにとっては、お買い得感上々♪ |
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- 開封してみる - |
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ワクワクする瞬間ですね♪
手前の大きいヤツがシールド エアキャップ+クッションシートの2重梱包
その奥に1才サイズのダンボールが、ガムテで固定され、 その中にフロントマスクやボルト・ワイパーモーター
なんかが収納
梱包状態としては、実用上問題ないレベル |
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- ボルト関連 - |
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なにと何を繋ぐボルトなのかが、細かく記載された小袋に 入っているので、 迷うことなく組み上げられた
特殊なネジはないが、紛失や不良対策として、予備に 1ペアづつ多く 欲しいところ。。。
添付の取り説は、カラーで分かりやすいが、画像が不鮮明で ベース装着から、いきなり完成図に飛ぶので、少々迷った |
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- ノーマルパーツの取り外し - |
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フロントカウルを4本のボルトを外して撤去
シールド固定のプラネジを外し、シールド撤去
インパネ上方のネジ2本と4本のボルトを外し メーターカバー(前方部分)を撤去 |
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- ワイパー電源確保 - |
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ハーネス加工済みなので、キーONで12Vかかる線と アースのみをGETするだけでOK
キー裏の茶色線でも良いが、自分は10Aのリレーを
かませた(オーディオ装着時に設置済みだった)
スイッチ自体は小型だから、DCMポストの狭い隙間 からも出せた |
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- フロントのベースを装着する - |
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スイッチをハンドル側に、モーターへのカプラーを上方に 出した状態で、 ベースをボルトで固定
FRPの強度ってものがよく分からないので、 締め付けトルクが分からず、 怖々と・・・笑 |
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- フロントマスクを比べてみる - |
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そのボリュームの違いが分かる
まあ、メーターカバーとサイドカウルの一部も
兼ねてますので、大きく見えるってこともありますが・・・ |
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- ワイパーモーターを装着 - |
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3本のネジで、モーターをカウルに止める
ワイパー軸のナットは、この時には締めない
(パラレルワイパーのベース金具が後で付くので)
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- いよいよ、マスクを固定 - |
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さすがは国産。ネジ穴にズレが無い・・・笑
ハンドル脇に穴あけ加工し、シールドを止めていた
ゴム製ナットを使用してカウルを固定する箇所があるのだが 穴あけに抵抗があったので、 強力両面テープで圧着した |
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- リアのベースを取り付ける - |
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おそらく、ここが一番悩んだトコ(20分くらい)
なにしろ、ボルトの位置が合ってない。。。
(車両本体の精度が悪いのかも)
タンデムグリップ→ベース→ボディーの順に専用の ボルトで固定 |
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- タンデムグリップとベースを接続 - |
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リアBOX装着者のために隙間がある
BOX未使用の場合は、アルミのスペーサーを挿入して、
下からボルトで固定するのだが、これが合わない・・・
先にココを仮止めしてみると、今度はボディーの穴が 合わない(泣
しゃあないので、FRPの穴を拡張して対応した |
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- ポールとシールド装着 - |
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こりゃ簡単。作業も1人で可能
1人の場合、ワイパーのボルトを先に仮止めしたら シールドが落ちないので 作業がラクだった
ポールの左右を間違えないように注意
シールド下端のネジは、穴ピッタリ♪ |
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- ルーフをつけて完成♪ - |
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ポールにルーフをのっけて、ひたすらネジで留めまくるのみ
ポール先端にはキャップがあって、ネジ穴が空いているが、
これがポールの 穴とずれているので、キャップを緩めて 位置あわせする
最後にモール状の雨どいを、シールドとルーフのエッジに
嵌め込み、瞬間接着剤で10cmおきに点付け固定
走行時のグリップ付近への水飛び防止のために
雨どい(ゴムモール)は シールド下端よりさらに 10cmほどカウル側にまで延長して挿入した
作業時間は、1人で2時間ちょっとでできちゃいました
メカニックの知識もスキルもまったく無い管理人なんですが これは器用かどうかで、時間が大きく変わってるんでしょう
装着にはバイクの知識は不要! と言い切れるかも。。。 |
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- 風防効果 - |
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前方向からの風はほとんどなく、側方からのそよ風と 後方から回り込む、腰辺りの風があるのみ
走行中に、ZIPPOでタバコに火をつけられる程の 風防効果がゴールドウィング以上!
多少の横風は、走行すれば消える。逆に、止まっている ときの方が、風で寒いという不思議な感覚 |
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- 安定性 - |
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若干重心が上がるが、街乗りする分には特に変化は無い 向かい風のときには、やはり最高速は落ちる
概ねメーターで5〜10キロといったところか・・・
すり抜け時に、トラックのミラーに注意を要するらしいが
北海道の広い道では、そんなシビアな条件でのすり抜けは ありえないので、検証不能。。。 |
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- 防寒性 - |
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現状(4月上旬)の北海道では、まだほとんどバイクを 見かけないが、そんな中でもジャケット無しで通勤できる
下半身はノーマル同様なので、ももしきさえ履けば、 上は気温一桁でも、春の装いで走行可能
グリップ付近も、ノーマルに比べればかなり風当たりは 減少するが、さすがに気温0度ではグローブ必要だった
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- 雨天の視認性 - |
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パラレルアームのワイパーは、Rの大きいシールドも 拭き残しなく、かきとってくれる
逆光時の、気になる反射はないが、経年変化で劣化する ことが予想される
風防効果が高く、メットのシールドが不要になるため 視認性はさらに向上する |
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- スタイル - |
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ピザ屋みたいだと言う人には、 『ピザ屋が採用するんだから快適な証拠だ』と言っている
フロント回りがデカくなったので、見た目に屋根との バランスが取れてるので、Fノーマルのままで屋根を つけると、おそらくかなり不恰好だろう
ルーフ同色塗装よりも、ゲルコートのダークグレーの方が ルーフの存在感は少なく、見た目の安定感が高いと思う
毎朝、天気予報の降水確率を見ながら、 「今日はバイクにするかクルマにするか・・・?」 という悩みから解消されました。
交差点で、にわか雨に濡れているライダーを横目に あったか&マターリ通勤できる優越感は、 通勤を楽しみなものに変えてくれました♪
- Special thanks!! - Text & Impression : MAH
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