駆動系

スクーターで一番おもしろいのはこれっ!
ウェイトローラーの僅かな重量差で、感じが変わります。
また、ドライブベルト等も定期的に点検しましょう。

キックペダルを外しま〜す。ネジ1本です。

エア挿入口のカバーを外します。ネジ3本。

プーリーケースの樹脂カバーを外す。ネジ2本。

プーリーカバーを外します。8mmのネジ・・・沢山(笑

ガスケットを破かないようにケースを取り外します。(破れてるじゃねーかっ!)
固く付着している場合はプラッチックハンマーとかでコツコツ叩いてみましょう。

破れてしまったら新品に交換しましょう!
全国YSPで注文出来る(と思う)

カバーの方に接着剤でくっつけとくと便利だよん。
これもちゃんと役目があるものなので、破れたら交換してね。

さ〜て、ここから特殊な工具が必要になります。
供回り止めのホルダーで固定して、22mmのナットを緩めます。
エアインパクトで緩めてもOK!締める時はインパクト使ったらダメです。
なるべくなら、インパクトは避けましょう。

締める時はトルクレンチで規定のトルクで締めましょう。
このホルダーだと取っ手が長いので、丁度、地面に当たってくれます。
これなら力がない人でも一人で作業可能!

締め付けトルク:53.937N・m=550kgf・cm=5.5kgf・m

クラッチ側はこんな感じで(ナット19mm)。
プーリー側で使ったホルダーでも、穴の所にピンを噛ませば、供回り防止は出来ます。

締め付けトルク:58.840N・m=600kgf・cm=6.0kgf・m

これがクラッチです。
クラッチシューにグリスなんかが付着して、滑ることがあります。
発進時や超低速からアクセルを開けると、「ガガッ」てなりませんか?
そんな時は、ウェスをパーツクリーナーで濡らして、クラッチシューを綺麗に拭いてあげましょう。かる〜くペーパーかけてもいい感じです。

丸印がクラッチシューね。

クラッチを外すなら、こんなデカイレンチが必要です。
これでは回らない(笑)
46mmのソケットが売ってます。高いけどね。

締め付けトルク:88.260N・m=900kgf・cm=9.0kgf・m

初心者はバラした順番に並べておく方がイイです。
付ける時に分からなくなりますからね。

自分も初めて外した時に、プーリー側の順番が分からなくなった(笑)

プーリーのフェイス面にこうやってマジックで印を付けておくと、ちゃんと最外周まで開いているかを確認できます。印が消えていればバッチリ!

さて、取付の際はクラッチ側のベルトを画像の隙間に落とし込んでおかないと、プーリー側にベルトが届きませんのでご注意を!

手前にあるトルクカムを時計回りに回しながらスプリングを圧縮すると隙間が広がりますので!

外した純正のウェイトローラーです。
重さは6個で66g!1個11gですね。
これを軽くしたり重くしたりで、自分の好みにセッティングするわけです。

WRにはモリブデングリスをうす〜〜く塗ってもOK!ホンマに薄くでいいです(経験談)。
グリスはバイク用品店に行けば、何種類も売っています。

純正のウェイトローラーは向きがあります。印があるでしょ?
え〜と・・・・どっちがどっちやったか忘れました(爆)
回転すると遠心力でプーリーのガイド側壁にウェイトローラーが当たりますよね?外側の黒い所が出っ張っている方を側壁に当たる側にセットします。説明下手だな〜おれ(^_^;)

ついでにココも汚れているので、清掃しておきましょう。

と、まぁ、やり方が分かれば簡単でしょ?
必要な工具を揃えれば、誰でも出来ますよん。別にカスタムしろって訳じゃなくて、基本的な整備は自分でやりましょう!おもしろいですよ。人に依るけど(笑)
自分はアドレスV100に乗っている時に、バイク屋さんでやってもらったにもかかわらず、立て続けに2回もベルトが切れましたからね。びみょ〜に月日が経っていたので、金取られたし(-_-;)
そんな経験もあったりして、コマジェは自分でと考えています。


2004.10.16画像追加

46mmのクラッチナットは、こんな感じで作業すれば簡単です。
色々と工具も必要ですね。金かかるわ〜

2004.10.16画像追加

上の画像ではホルダーを使って供回りを固定してますけど、ユニバーサルホルダー(?)を使う方が楽です。